昭和懐かしミゼット

昭和の懐かし軽自動車・オート三輪と言えばミゼット。

大人たちは、バタコと言っておりました。

エンジン音がばたばたと鳴るからだったのかもしれません。

 

私が子供の頃には、ほゞ毎日の様に助手席に乗せてもらっていました。

昭和の懐かしい想い出がよみがえってきます。

父が荷物を配達するときに、よく付いていっていたものです。

この当時のミゼットは、ハンドルが丸いタイプ。

バイクの様な真っ直ぐなハンドルのミゼットの記憶はありません。

 

海外で現存する懐かしいミゼット
昭和懐かしミゼット 

大村崑氏 こんちゃんがテレビCMをしていらっしゃいましたね。

白黒で、昭和を感じさせてくれます・

 

さて、昭和の懐かしミゼットですが三輪ですのでよく横転したと言う話しを

聞いた事がありませんでしょうか・?

 

父の話しとして、実際こけたんだそうです。

小回りの利く小さな車でしたので、交差点などでは横転したそうです。

 

ある日、小さな曲がり角を通り過ぎようとしていた折、おーい!

何度も声がするんだそうです。

 

何だろう?

そう思いミゼットを止め降りて行きますと、声を掛けてくれていた

おじさんが、ほれあれ!

なんと後輪が一つ外れ、田んぼに転がっていたんだそうです。

後輪のホイールごと取れちゃっていたんですね。

ミゼットを運転している当の本人は、全く気づかなかったといいますから・・(笑)

 

幼少の私は配達から戻ってきたら、このミゼットを運転させてもらっていました。

公道ではありません。

私有地、敷地内のほんの数十メートルの直線でしたが父のひざの上に乗っか

りハンドルを持たせてもらっておりました。

直線ですので、ただミゼットのハンドルを持っているだけなのですが、小さ

な子供としては自分が運転している気分を存分に楽しませてくれました。

 

そんな父が働いていた会社にある時を境に、あれよあれよと入社を希望する

若者が押しかけてきたんだそうです。

何故・・

理由は、父が配達で使うミゼットの屋根を切っちゃったんだそうです。

コンバーチブル・オープンカーのミゼットが誕生です(笑)

 

そんなオープンカーミゼットを運転する父の首元には真っ赤なマフラーをな

びかせていたんだそうな・・・

 

裕次郎・石原裕次郎氏の映画に影響された昭和の時代ですが、それにしても

と思います・・

 

とは言え、そのオープンカーミゼットに颯爽と乗る父をみて、当時の若者

は格好いい!  そう思い、私もあんな風に仕事がしたいと多数押しかけてきた

んだそうです。

 

勤め先は当方の親戚が経営者で、おじさんが代表者。

そのおじさん曰く、とても怒っていたんだそうです。

ミゼットの屋根を切っちゃったんですから・・

そりゃ、怒ります・・

 

くる若者全員を断るのに苦労したんだそうです。

 

昭和の時代背景ですよね。

 

下記画像は日本ではありませんが、タイ王国の警察で活躍しております

ミゼットです。

タイ警察使用懐かしミゼット
タイ警察使用昭和レトロなミゼット
タイ警察使用懐かし昭和のミゼット
タイ警察使用昭和懐かしミゼット

異国の地でも昭和時代の懐かしミゼットは活躍しております。

いつまでも現役で頑張って欲しいものです。

 

さて、タイ王国で有名な乗り物としてトゥクトゥク TUKTUKがあります。

可愛い乗り物としては有名ではないでしょうか。

トゥクトゥク
タイのトゥクトゥク

原型はミゼットの様に感じますね。

 

東南アジアでは、少し形の異なったオート三輪・オート・リクシャーが走っており、やはり原型はミゼットの様に感じてしまいます。

 

 

日本で現役で走っている懐かしミゼットを見てみたいと切望しております。

 

購入できるものでしたら、欲しいです。

購入費や維持費が捻出できませんが・・

 

画像を見て、昭和を懐かしんでおきたく思います。